「組合」と言えば、子どもの頃はお醤油を想像していました。
生協や農林漁業の組合は、助け合いの様相が目に浮かぶのですが、労使関係における労働組合は「労働者同士の助け合い」よりも「使用者との闘争」的な場面がクローズアップされがちです。
ソーシャルワーカーや保育士の養成に関わっている一人として介護・保育ユニオンが結成されたことには複雑な気持ちです。必要性は否定しません。ただ、労使で合意形成を図る場となるかどうかはしっかり見守りたいと考えています。他産業との比較で示された低賃金をアップする活動に偏らず、介護・保育産業全体の未来を話し合っていただけたらと期待します。